
2021年度制作-《木の上の友達》
作品説明:絵本リメイク/木の上の友達;監督/伍姍姍
舞台装置:新形式舞台
上演時間:50分
おすすめ場所:室内小劇場(150人以内)
作品紹介:天真爛漫な女の子-小麗ちゃんの両親は仕事が忙しいので、よくお庭で一人で遊びます。集中して真面目に観察したところ、小麗ちゃんは徐々に動物の鳴き声を理解するようになりました。お庭にある大きな木の上にいる小鳥たちは小麗ちゃんの”木の上の友達”になりました。
子どもたちは純粋で自然に観察したら、命に対する愛情が生まれます。命の弱さに対して、自然に動物たちの守る天使になります。人生で毎回の出会いには、真面目に聴き、大切にするべきです。

2020青年戯曲芸術フェスティバル作品《白賊燈猴天借膽》
演出形式:灯光取り入れた新舞台
上演時間:80分
おすすめ場所:室内室外可
作品紹介:
毎回冬季が訪れたら、蓬莱島の人々は神様に感謝の気持ちを伝えるために、「謝冬尾」のお祭りを行います。神様の机を掃除し、神様に新しい服を着せます、、、。しかし、神様のロウソクを捧げる灯猿さんはいつも忘れられます。灯猿さんがとても不満で、さらに大石じーさんと大木じーさんに笑われます。怒ってしまって悪魔になってしまいました。
悪魔になった灯猿さんは、蓬莱島の人々が日々仕事を怠けて、食べ物を浪費すると玉帝に噓をつきました。玉帝が怒鳴り、東海竜王を命令し、二月二九の夜蓬莱島を沈めるようにさせます。土地公は見ていられないので、事前準備しろうと夢の中で蓬莱島の人々に伝えました。また、観音様にも助けてもらいました。蓬莱島は間もなく沈みますが、皆さんは力不足で、仕方なく、全員集めて一緒に最後の晩ご飯を食べました、、、。
二月二九の夜、天が揺らぎ、地が震えて、竜王が蓬莱島に放水しました。観音様が速くお越しくださったおかげで、玉帝を代わって指示を伝えました。竜王が水を止めました。灯猿さんを現地逮捕し罰を与えました。

2019年度作品-《如夢初醒•孟君麗》
作品説明:リメイク/邱沛禎;監督/李勻
上演時間:90分
孟麗君について:孟麗君は元王朝雲南にある裕福な家に生まれました。才能にあふれる女性です。物語は武術の試合を通じ、優れる花婿を選ぶ話からスタートしました。皇室の人、政府幹部、遊び人、少年英雄たちなども参加しにきました。しかし、孟麗君の父親は勝手に相手を決めてしまいました。麗君は父親に従いたくないから、家を出て男装にしました。
男性に変装した麗君は、狀元を合格し、宰相になり、妻をもらいました。この時、昔の元婚約者が戦場で勝利し、帰ってきました。父親も上京し自分の娘を探し回りました。元々麗君自身の幸福、成功した人生は、また変わり始めました、、、。
本作品の特徴:伝統布袋戯の演目はほとんど男性をテーマにしたものです。女性をテーマにしたものは少なく、そのため、布袋戯を見る人も男性のほうが多く、それに伴い、武戯がもっとも発展されました。
孟麗君の話は他の演劇において、三角関係の恋愛の話をメインにした場合が多いです。しかし今回の公演において、今まで皆さんが持っていた固定観念から脱出し、陳端生の原作《再生緣》からリメイクし再び考えてみました。孟麗君-彼女は知識があり、才能にあふれ、信念を持つ女性で、時代と環境の試練を経て、男装までにし、命にかかわることまでもしました。全ては本当の自分を探すためとも言えます。毎回自分の意志じゃない結婚をさせらるたびに、孟麗君の身分も変えます。幸せな晴れの日のはずですが、孟麗君にとっては、ただの選択肢のない逃亡とも言えるでしょう、、、。
布袋戯人形を通して、観客に考えさせられ、恋愛、家族愛、友情、国家のことまで、再び自分のアイデンティティを探しにいきましょう、、、。

2018年度作品《雙龍護斗》
作品説明:伝統抄本 北管新路戯曲《長板坡》/ 邱火榮;監督/ 劉信成
上演時間:90分
作品紹介:曹操は兵士を統率し荊州に進出しました。長坂坡で曹操に敗れ劉備は江陵に逃亡しました。曹操は精鋭部隊を派遣し、劉備を追いかけました。劉備は二人の夫人と皇子を趙雲に任せ、自らは同行者と漢の国民と南に脱出を図り、途中曹操の大軍が襲いかかりました。趙雲は劉備の夫人と皇子を救うため、一人で曹操の百万大軍と戦いました。曹操は勇敢な趙雲をみて、自分の味方にしたいと考えました。徐庶はいい考えを思いつきました。生きたままの趙雲を捕まえ降伏させると計画しました、、、。趙雲は大勢の敵を殺し、甘夫人と皇子を救出しました。糜夫人は傷を負っていて動けず、自らは井戸に身を投じて死にました。趙雲は基地に戻り、張飛も迎えにきました。敵が目の前にいるので、次の対策を練ります、、、。

2018国立伝統芸術センター開枝散葉— 十八番再現《南遊記》
作品説明:リメイク、監督/鄭安成
上演時間:90分
おすすめ場所:室内室外可
作品紹介:本作品は明王朝の小説《南遊記》からリメイクしたものです。親孝行な少年華光は母親吉芝陀聖母を救った物語です。妙吉祥童子の3回の生まれ変わった人生の3回目の人生をテーマにしました。徵州府蕭家莊蕭永富夫婦は、子供がいなくて、妻の范と一緒に観音禅林院に行き、子どもを授かるよう祈りました。その後息子の蕭一郎と娘の蕭瓊娘が誕生しました。
蕭の母親は元の身分は芝陀母聖母で、蕭の父親に恩返しのため、本当の身分を隠し、母親の范に成りすましました。龍瑞お坊さんがそのことを知り、未熟なお坊さんに成りすまし、勧進のため蕭のお宅に訪れた連れに、吉芝陀を捕まえ酆都まで連れ去りました。蕭吉祥は母親を探すため、普浄寺まで行き、母親を探す旅に出ました。

2017台湾戯曲センター十八番演劇展《白馬風雲前伝-茶山風雲》
作品説明:原作/廖昆章;リメイク、監督/李勻
舞台装置:絵入舞台背景
上演時間:100分
おすすめ場所:室内室外可
作品紹介:正統派と邪道派、両派は〝天機寶鑑〞を手に入れようと争奪し、武林を制覇しようとします。いろんな教団の教祖は、隠士先生や無影神風燕道人などを招き、話し合いました。しかし、皆さんは自分たちの利益しか考えていませんから、ひどく激しい戦いが起こりました。
ある優しい男阿犇は、縁があって、茶山に入り、隠士先生の試練に耐えました。阿犇が〝天機寶鑑〞に選ばれた人だと隠士先生は確信しました。人間の本性は欲が深く無知であるのを阿犇に知らせるため、阿犇を両方の争いにわざと巻き込ませました。阿犇の意志を鍛えさせるため、一連の試練を計画し始めました。
本作品の特徴:本作は新しい表現の仕方を取り入れ創作してみました。一般の方が思う殺陣の場面がほとんどの金光布袋戯の固定概念から脱出しました。布袋戯の出演内容にも新しい社会文化思想と現代人の考え方を取り入れてみました。

2017年度制作《鄭和の西洋下り》
作品説明:伝統演目/李天祿;リメイク/許嘉芬、吳聲杰;監督/許嘉芬
舞台装置:新しいオリジナル舞台
上演時間:60分
おすすめ場所:室内室外可
作品紹介:本作は明王朝の《三寶太監西洋記通俗演義》から引用し、リメイクした作品です。明王朝恵帝は玉璽を抱え西洋へ逃亡しました。永楽帝は腹を立て、兵士を統率し西洋へ下り、恵帝を捕まえ玉璽を取り返せと鄭和を命じました。
鄭和と張天師は撒髮国(現在の東アフリカ辺り)まで追いかけました。途中いろいろな国を通り、いろんなの珍宝、珍禽、奇獣を見ました。金毛道長は通関の手形を出さないため、激しい戦いが起こるようになりました。戦う途中、道長は邪術をかけ、明の軍隊は潰れそうになりました。張天師と国師金碧峰はその状況を見て、助けに行き合流し道長と戦いましたが、次々と敗退しました。仕方なく、しばらく停戦を合意しました。
停戦期間、国師金碧峰は金毛道長を殺そうとし、裏で調査し、何人かの特殊能力を持つ奇人から助けをもらいました。結果明の軍隊は難関を突破し、撒髮国を通りました。恵帝を探し続け再び旅に出ました。
本作品の特徴:人形も人形に着せる服も全て新しくデザインし作り上げ、簡単な現代風の舞台と合わせ、作品に合った中国の音楽と洋楽を取り入れました。聴覚と視覚から観客を案内し、地球で旅をするような幻想的な世界に入りましょう。

2016年度作品《新編北管布袋戯 高平関》
作品説明:伝統抄本《北管新路-高平関》/邱火榮;リメイク、監督/劉信成
舞台装置:絵入舞台背景
上演時間:120分
おすすめ場所:室内室外可
作品紹介:黄巣の乱により唐は実質的に滅び、以後は各地に割拠する軍閥の中で五代十国時代になりました。後漢の皇帝を殺害し、郭威は自ら皇帝として即位し、後周を立てました。後漢の将軍高行周は郭威に降伏するつもりはなく、高平関を死守しました。佞臣の苗訓は趙匡胤が武術の優れる人を知り、趙匡胤の父趙宏殷が高行周とも仲がいいのも知っています。趙宏殷夫婦を意図的に陥れました。趙匡胤を人質とし、高平関を占領しようとしました。趙匡胤は高平関で降伏しましたが、郭威は疑いを持ち、真偽をしっかりと検証したがりました。しかし、郭威は驚きのあまり気絶し、数日後亡くなりました。趙匡胤は陳橋の変を引き起こし、皇帝の象徴である黄衣を着せられて皇帝に冊立されました。国号を宋とし、北宋が完全に中国を統一し、五代十国時代が終わりました
本作品の特徴:本制作は旧制の固定概念から脱出し、伝統北管作品《高平関》から出演内容をそのまま引用しません。物語全体の完成度を重視し、「舊路」(福路)の音楽性と原作と違った音楽の「新路」(西皮)を使用し、全作品の音楽性をより豊かにしました。また、現代劇場の概念を取り入れ、北管布袋戯《高平関》を新しく創作してみました。
若い世代は北管戯曲音楽について、より理解し体験できる以外、伝統芸術に新しい要素と新概念を注ぎ、現代人の好みに相応しい新編北管布袋戯を創り上げました。

2015台北市子ども芸術祭作品《部屋の中のクモの巣》
作品説明:脚本/謝琼崎;主演/吳聲杰
舞台装置:金光舞台
上演時間:60分
おすすめ場所:室内
作品紹介:戒くんと浄くんはいたずらっ子で、片付けが苦手な兄弟です。お父さんは毎日丁寧にしつけを教え続けましたが、兄弟二人は全然話を聞いていません。一番上のお兄さん悟くんが二人を叱りましたら、二人は兄を怖がっていい子になります。ある日、悟くんは遠足に行く前に、家の中をきれいにしないとクモの妖怪がきっと現れると何回も言っていました。でも、お兄さんが家を出た瞬間、戒くんと浄くんは興奮するあまり、家の中で騒ぎました。お兄さんの話はどうでもいいと思っていますが、心の中で少し不安になりました、、、。
午後悟くんは帰ってきたところ、家の中が散らかっています。戒くんと浄くんはお兄さんが帰ってきたのにやっと気づきました。でもお父さんはいなくなりました。3兄弟はあちこちを探し回って、戒くんの部屋の中で大きなクモの巣を見つけました。悟くんはお父さんがきっとこのクモの巣の中に連れて行かれたと言いました。戒くんと浄くんに責任を持たせて、お父さんを助けに行かせました
本作品の特徴:伝奇小説西遊記の中の盤糸洞の話をリメイクした作品です。作品の中、子どもたちが習うべき片付けや整理整頓の話を前提として、さらに盤糸洞の話も取り入れました。子どもたちの無限の想像力を刺激し、教育上いい作品となっています。
